先日、映画「ジョーカー」を見た。
ジョーカーは、バットマン3部作の一つである「ダークナイト」の悪役。
そのジョーカーがいかにして誕生したかを描いた作品。
とりあえず感想を先に言ってしまうと、面白いとか面白くないというより、オレはわかりすぎて胸がザワついた。
ストーリーは正直微妙
ストーリーをざっくり言うと、元々はやさしい青年…いや中年かな…が、不幸が重なって悪に手を染めるというもの。
で、好きな人がいたら申し訳ないんだけど、ストーリーはオレからしたら正直微妙。
映画やドラマではありがちだけど、実際そんなことはないと思えるような、ベタな不幸が続く。
テンポも冗長で、ちょっと退屈。
けど、オレにとってストーリーはまぁいいんだ。
そこじゃないから。
ディティールが「わかる」
ストーリーというより、ディティールが強烈。
何をやっても上手くいかないジョーカーが、己の不幸を笑ってしまうところ。
華々しい未来を妄想して、その気になって一人で演じてしまうところ。
とうとう怒りが爆発して人を殺してしまうところ。
わかる。
すっごいわかる。
なぜなら、オレもやってたからだ。
ジョーカーと同じことをしていた
物心ついた10代半ばから、30代前半のつい最近まで、オレの人生は何もかもが上手く行かなかった。
いや、はたから見たらそうではなかったかもしれないけど、主観的には失敗と後悔と不満と怒りだらけだった。
あまりに上手くいかなくて笑い、ありもしない妄想をして自分を慰めた。
怒りが爆発して人を殺しはしなかったけれど、殺したいと思った奴らなら何人もいた。
見ていて記憶が蘇ってきた。
当時の自分の行動と感情が、生々しく。
ジョーカーが人を殺したとき、胸がスッとした。
「そうだ、そんな奴らは殺すべきだ、よくやった!」と。
ラスト、ジョーカーがジョーカーになって喝采を浴びたとき、最高に胸がザワついた。
オレも、おそらくはやりたかったことだからだ。
ひどいことを書いているが、正直な感想だ。
オレだけの気持ちではないのかもしれない
映画「ジョーカー」は面白いとか、面白くないとかいうものではなかった。
過去の…いや今でもどこかにある自分の暗部を見せつけられるような、なんというか…やはりこう言うしかないのだが、最高にザワつく映画だった。
しかし、この映画が世界でウケている理由がわからない。
道徳的な善悪で言ったら悪でしかなく、しかもそれが少なくともオレには理解できてしまうからだ。
もしかしたら、オレのようにジョーカーと似た気持ちを抱いている人は意外に多いのかもしれない。
なんかね。
何とも言えないな。
特にオススメはしない映画だし、わからないほうがいい映画だと思うよ、オレは。
★★★
昨日今日も、相談サイトに投稿してくれた人ありがとう!
一つお願いしたいのだが、やさしい相談所できびしいアドバイスをするのはやめてほしい。
オレのために、がんばって相談を投稿してくれた人もいるであろう状況で、きっついアドバイスがついたらさすがに申し訳なさすぎるので。
きびしい恋愛相談所はいいけどさ。
ともあれ引き続き、下記サイトのどれかに投稿よろしく!
各サイトに10件の相談とそれっぽいアドバイスをつけたい!
そうすれば、オレのブログと関係ない人も投稿しやすくなるはず!
最初はサクラだろうがなんだろうが、投稿がないとどうしようもないので、よろしく頼む!