この数か月、中途採用に関わってる。
毎日毎日、5~10通ぐらいの履歴書や職務経歴書を見ている。
早3ケタ以上の履歴書を見たが、だんだんわかってきた。
「こういう経歴の人は、どんどん転落していくなぁ…」って人の特徴がね。
説明しよう。
専門性がない人はどんどん転落していく
結論から言うと、これといった専門性がない人は、年とともに条件が悪い職場に移っていく。
だいたい最初に入った会社をすぐに辞める。
で、興味が向くままに転職するんだろうね。
これといった軸がないまま転職を繰り返す。
そうして、徐々に派遣とか、バイトとか、だれでもできる仕事をするようになり、気づいたら50代で年収200万円代とかね。
さすがに気の毒な気がしてくるわ。
とはいえ、そういう人を雇う気にもなれないんだけどね。
いい年で、これといった専門性がなく、だれでもできる仕事しかしてこなかった人を雇う理由がないからね。
専門性さえあれば、どうにかなる
逆に言えば、専門性さえあればどうにかなる。
「これができる」ってのがある人は、どこかで必要とされるんだよ。
給料もそれなりにはもらえるんだよ。
転職何回したかとか、もういい年だとか関係なくね。
例えば、転職10回ぐらいしてても、年が50過ぎてても、「職人一筋30年」みたいな人はウチのような中小の製造業だと採るよね。
てか、最近採った。
給料もそれなりには出す。
実際、そういう人の履歴書や職務経歴書見るとわかる。
転職多くても、年齢が高くても、年収はずっとそんなに悪くなかったりするから。
30代前半ぐらいまでには軸を決めよう
というわけで、30代前半ぐらいまでには「これで食ってく!」っていう軸を決めたほうがいい。
営業でも、マーケティングでも、経理でも、SEでも、研究開発でも、職人的な何かでもなんでもいいんだけど、決めたらそこからズレないようにしたほうがいいね。
「好きなことをする」とか、そんなに大げさに考えなくていいと思うんだよ。
とりあえず、「嫌いじゃないから続ける」ぐらいの気持ちで。
「この仕事が好き!大好き!一生続けていきたい!」ってほど強い思いを持ってる人ってそんなにいないと思うんだ。
でも「そこまで嫌いじゃない、まぁまぁ得意」ってぐらいの仕事なら見つかると思うんだよ。
それを若いころに見つける。
若ければ全く違う方向に転職しても、そんなに問題ない。
20代…遅くとも30代前半ぐらいまでに、色々やって一生できそうな仕事を探す。
見つかったら、その仕事を続ける。
続けてれば、イヤでもそれなりにはなるから。
それなりになれば、食いっぱぐれることはそんなにないから。
もういい年になっちゃってる人は、人一倍がんばるしかないね。
なんとか仕事見つけて、そこでがんばるしかない。
いやホント、人の経歴見てると、落ちるときはあっという間。
他人事じゃない気がしてくるよ。
専門性を磨いて、がんばっていきましょう。
★★★
「やさしい相談所」シリーズ、淡々と作ってるよ!
相談したいことはあるけど、厳しいのはちょっと…という方、やさしくアドバイスしてあげたいやさしい方、ぜひ使って!
よろしく!!!