最近、会社に中途で入社した40代男性がいる。
優秀な人なのだが、なんというか強烈な人で、「歓迎会をするから〇日の都合は?」と聞かれたら、理由も何も言わず「飲み会はムリです!」と言い切っていた。
たぶん、飲み会が嫌いなんだろうね。
同じく、会社の飲み会が嫌いなオレからすると、見ていて胸がスカッとした。笑
そのとき、ふと思った。
飲み会の断り方は、あれが正しいのかもしれない…と。
「会社の飲み会はやりたい人だけでやれ」と言った
オレは会社の飲み会が嫌いなので、もう2~3年は一度も飲み会に参加していない。
最近は誘われもしなくなった。
実は行かなくなるきっかけとなった、ある事件がある。
飲み会に誘われた日、オレは予定があった。
なので断った。
だがあれこれしつこい。
非常にしつこい。
だんだん本気で腹が立って、つい本音が出てしまった。
「オレの態度を見てれば、飲み会が好きじゃないことぐらいわかるだろう?
会社の飲み会が社員の交流を深めるためにやるのなら、好きじゃない人を誘うのは逆効果だろう!
オレ以外にも、本当は行きたくないのに断れなくてイヤイヤ行っている人はいる!
やりたい人だけでやればいいじゃないか!」
キレ気味に言ってしまったものの、内容は正論だと思っている。
ほとんどの人は気おされてだまってしまったが、一人二人は「みんな来なければ意味がない!」「そんなんだからお前はダメなんだ!」と意味がわからないことを言っていた。
そう、その意味不明さこそ、飲み会をやりたい人の本音なのだろう。
会社の飲み会をしたい人に目的はない
会社の飲み会をしたい人に、大した目的はない。
普段話さない社員同士が話す場を作ろう、社員間の交流を促進させよう、業績の向上に役立てよう、なんて考えはない。
ただただ、飲み会したいのだ。
酒が好きなのかもしれないし、飲み会が好きなのかもしれないし、会社は定期的に飲み会するべきだと思っているのかもしれないが、まぁそういうことはあまり考えていないだろう。
明確な目的はない。
だた感情的に、できるだけ多くの人を集めて飲み会がしたいのだ。
目的がないから、目的の話を持ち出したオレに、大した反論ができなかった。
とにかく飲み会がしたい。
ただそれだけなのだ。
感情には感情で返すしかない
そう考えると、飲み会を断るときに、行けない理由を説明しても仕方ない。
感情に理屈で対抗しても、屁理屈をつけられるだけだからだ。
「予定がある」と言えば、「あとにすればいいじゃん」などと言われてしまうだろう。
ギャンブルしたい人が、あれこれ理屈をこじつけてギャンブルするように、感情的にやりたいと思っている人間に、理屈は通用しないのだ。
そもそも向こうには理屈なんてないんだしね。
ではどうするか?
冒頭の彼のように、「ムリです!」と言い切るのが正しいのかもしれない。
感情には感情で抵抗するのが、上手くいく可能性は高い。
強く「ムリです!」と言われれば、何も言えなくなる。
向こうに理屈がないなら、こちらも理屈などなくして、ただただ「ムリです!」と言い切る。
それしかない。
ということで、しつこく行きたくない飲み会に誘われたら、理由も言わずに「ムリです!」」と言い切ってみよう。
ただし、その後、人間関係が悪化する可能性があるので、そこだけ注意してくれ。笑