もうそれなりに生きて、会社の中で上のほうの立場になり、またこのブログのようにネットから色んな人たちに影響を与えようとしてきて思う。
何をしようと、人はほとんど変わらない。
ムリに変えようとすると、高い確率で嫌われる。
説明しよう。
人は変わらない、遅刻さえもなくせない
長年会社員をやっていると、ある一定の確率で遅刻する人が出てくる。
遅刻されると困るので、注意する。
だが治らない。
じゃぁ注意するのではなく、逆に褒めてみようとしてみた。
時間通りに来れたら「おっ、今日は時間通りじゃん!」「もう3日連続だ!」なんて言ってね。
しかし、また遅刻する。
業を煮やして、オレではない上司が本気で怒る。
もはや怒鳴りちらさんばかりにだ。
今度こそ毎日来るようになったと思った。
いつもよりは、長続きした。
でもやっぱり遅刻する。
果ては会社にいづらくなったのか、やめてしまった。
人は何をどうしようが、ほとんど変わらない。
たかが遅刻さえ、なくすことはできないのだから。
人を変えようとすると、嫌われる
この話にはまだ続きがある。
その遅刻でやめた元従業員は何をしたか?
企業の口コミサイトに、会社の悪口を書いたのだ。
あることないこと根掘り葉掘りね。
こちらからすれば「遅刻しまくって勝手にやめたのに…」と思うのだが、口コミを見る人にそんな事情はわからない。
ひどい会社だと思われてしまい、採用などに悪影響が出ることは避けられない。
人は変わらない。
その上、ムリに変えようとすると嫌われる可能性が高い。
遅刻に限った話ではない。
明らかにロクでもない男と付き合ってる女性を別れさせることも、浪費やギャンブルをやめさせることも、できない。
問題がある行為でさえやめさせられないのだから、問題がない行為をやめさせることも変えさせることも、ほとんど不可能だ。
言っていることが正しいかどうかは関係ない。
ただ人は変わらず、変えようとすると嫌われるのだ。
だから、人を変える必要はない。
いやだって変わらないし、嫌われるだけだから。
人を変えなくても、あなたの人生に影響はない
最近思うのだが、別に人を変える必要はない。
遅刻していたその元従業員は、出勤が遅くていい会社に転職したそうだが、そこでは元気に働いているらしい。
どうしても朝起きられないから、早く起きなくていい会社に行ったと、そんな簡単な話で解決したのだ。
だったら、何もせずに「ウチは遅刻されると困る」とだけ言い、辞めてくれるのを待つべきだった。
そうすれば、彼もそんなにストレスはなく転職することができ、またウチの会社も悪い口コミを書かれることもなかったのだ。
考えてみると、人が変わらなくてもほとんどの場合、自分に影響はない。
変わってくれないと困る人は、「それだと困る」とだけ言い、離れるのを待てばいい。
離れてくれないなら、自分から離れればいい。
そもそも付き合う必要がない人であれば、付き合わなければいいだけの話なので、何もする必要がない。
人はそもそも変える必要がないというわけだ。
人は人。
自分は自分。
人のことより、自分のことに集中しよう。
そのほうがお互い幸せだ。