前々からオレは一貫して、
「恋愛にせよ、婚活にせよ、言いたいことを言うべき。
そうすれば、合う人が残って、合わない人はいなくなる。」
と言い続けてきた。
だが最近は、それも人によると思っている。
言いたいことを言ったほうがいい人と、言わないほうがいい人がいる、と。
詳しく説明しよう。
オレは普段、自分のことをあまり話さないから、あえて言うべきだった
ブログを読んでいるだけだとわからないと思うが、普段のオレは見た目からしてやさしく、実際人当たりも良い。
人から嫌われることもほとんどない。
どうすれば人に嫌われず、好かれるにはどうしたらいいかが、感覚的にわかるからだと思う。
自分で言うのもなんだが、そうなのだ。
ただ、それなりに仲良くならないと自分の話をあまりしないという側面もある。
それで婚活中、自分と合わない人とも付き合ってしまったことがあったので、自分を出したほうがいいと思った。
具体的に言えば「ずっと会社員をやる気はなく、いつか起業したい」とかそういう話を早いうちにしとこう、みたいなことだ。
そうしたら婚活が上手く行ったので、「恋愛にせよ婚活にせよ、言いたいことは言おう」と主張してきたのだ。
普段、自分を出さない人は、言いたいことを言ったほうがいい
オレと同じように、普段から相手に合わせて人当たりよく振る舞う人や、おとなしくてあまり話さなような人は、言いたいことを言ったほうがいい。
そのほうが、オレの独立の話のような、後々の誤解が生まれない。
いやね、「独立したい」って早めに話しておかなかったせいで、保守的な女性と付き合ってしまったことがあるんだよ。
それこそ、転職もせずに、一生同じ会社に勤めるのが正しい、みたいな考えのね。
それはそれでいいんだけど、そういう考え方の人とは色々と合わなかった。
言うなれば誤解を生まないように、思っていることは言ったほうがいいってわけだ。
また、普段自分のことを話さない人が思っていることを話すと、「心を開いてくれた」と思ってもらえたり、本音を知って安心してもらえたりすることもある。
誤解を避け、人とより早く打ち解けるために、思っていることは言おうと、そういうわけだ。
自分を出してる人は、言いたいことを言わないほうがいい
だがそれはあくまで、自分の話をあまりしない人に限ってのこと。
普段から思っていることを言っている人は、そうではない。
むしろ、あえて言わずにを抑えたほうがいいだろう。
読者の方からのメールを見たり、オフ会をしたりして思う。
オレのブログを読むと、オレはいつでも自分の本音を出している人のように見えるかもしれない。
だが実際はそうではない。
ただそう見えるので、いつも本音で話す人が共感してくれる。
そしてオレの「恋愛では言いたいことを言うべきだ!」という主張にも同意してくれ、すでに言いたいことを言っているのに、さらに言うようになる。
正直、あまりよろしくない。
例えば普段、自分の将来について語らないオレが「実は独立したい」と言うのと、最初から自分について十分語っている人が話す「独立したい」では、内容も共感のされ具合も違ってくる。
オレが話が盛り上がった拍子にでも「実は…」というと、「あぁ本当はそういう人なんだ」と共感してくれる人が少しはいる。
だが、最初から独立したいと言っている人がもっと言うようになると、下手をすると会社員をバカにするような話になって、引かれかねない。
前にも書いたことがあるが、会話は寿司のようなもの。
本音はわさびのようなもので、少しあるといい刺激になるが、わさびだらけの寿司は多くの人には受け入れがたい。
実際、このことで恋愛や婚活に失敗している人もいるようなので、今さらながら書いた。
もっと早く言うべきだったかもしれんね。
申し訳なかった。