「頭に来てもアホとは戦うな!」を読んでからというもの、薄々感じていたアホと戦ってもムダなことをはっきりと実感した。

頭に来てもアホとは戦うな! 人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法
- 作者: 田村耕太郎
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2014/07/08
- メディア: 単行本
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オレが勤めている会社にもアホが多数いるので、戦わないよう意識している。
けど、ゆるしがたいほどアホなことをされてだなぁ…。
同僚にまるでケンカを売られているかのようなことをされた
オレは社内での役職がかなり上のほうなので、上司から何かイヤなことをされるということはあまりない。
けどたまに、他部署の同じ役職の奴が鬱陶しいことをしてくる。
そのときもそう。
オレと同じ役職の奴が、ある仕事を頼んできた。
「やり方はなんでもいいから、〇〇やっといて」と。
詳細は身バレしそうなんで書けないんだけど。
で、なんでもいいというから、いくつか案を出したのだ。
そしたら、自分が気に入った案を採用するだけにとどまらず、「これはなんとかだからダメ」「あれもなんとかだからダメ」「てかお前何考えてんの?」ぐらいにボツになった案をけなし始めたのだ!
あげくの果てに、採用した案に関しても「オレがやったらもっとよくできる」ぐらいのことを言いだしたのだ!
「じゃぁテメーがやれよ、このクソヤロー!」と本気でキレかけて、「そんなに言うならお前がやればいいだろう!」ということを、ぎりぎり敬語ではあったけど明らかにキレ気味に言った。
そしたら、シュンとなった。
自業自得だ、クソヤロー!
怒ってムシし続けるより、テキトーに謝った方がマシ
その後、そいつと冷戦状態のようになった。
部署が違うので、そんなに関わることはないのでいいっちゃいいのだが、同じ会社にいるし、たまには関わらざるを得ないしで、なんとなく気まずい。
お互い明らかに避け合っているのがわかり、徐々にだが確実にストレスになっている。
あまりに気まずいので、なぜかオレから謝った。
別にオレは何も悪いとは思っていないが、「あのときはちょっと言い過ぎて申し訳ない」的なことを言った。
向こうも気まずかったのか、でもアホなので自分が謝りはしないものの、「あぁもういいよ」という感じで、話は終わった。
いくら一方的にアホなことをされたとしても、アホとケンカし続けるのは疲れるので、オレもホッとした。
アホと戦ってもしょうがないのだ。
いやだって、アホだから。
そしてアホは自分が悪かろうが、いくら待っても自分から謝ってはこない。
いやだって、アホだから。
とはいえ、アホと戦い続けるのも気まずい。
じゃぁ、もうどうでもいいから謝ろうと、そういうわけだ。
結果としてよかったと思っている。
アホなんかテキトーに持ち上げときゃいいのだ
みなさんもアホにアホなことをされて、許しがたいこともあるかもしれない。
だが、テキトーにあしらおう。
だって相手はアホなんだから。
くだないことにもうなずいておこう。
大したことじゃなくても褒めておこう。
自分が悪くなくても謝ろう。
アホなんかテキトーに持ち上げておけばいいのだ。
イヤかもしれないけど、いちいち怒るよりマシ。
何十年もアホと戦ってきて、オレは心からそう思っている。
アホはテキトーにあしらっとこう。
アホのためじゃない。
自分のためだ。