世の中に子どもがほしい人は大勢いる。
女性が多いけど、男性でもいる。
そんな人たちに、子持ちのオレからどうしても言いたいことがある。
親戚の子とでも、友達の子とでも、だれでもいいから、子どもと一週間でも二週間でもずっと一緒にいてから考えてみてくれ、と。
子どもはかわいい、ちょっと触れ合うだけなら
子どもはかわいい。
ただベビーカーを押しながら歩いているだけで、学生から「かわいい」と言われ、おじいさんおばあさんからほほ笑みかけられる。
子どもがいない友達が家に来て、ちょっとウチの子と遊ぶと「かわいい、かわいい」と言っている。
そう、子どもは本当にかわいいのだ。
ちょっと触れ合うだけなら。
このちょっと触れ合うだけならかわいいってのが、子持ちのオレからすると大事なことなのだ。
子どもは大変、長く一緒にいると
だが長く一緒にいると、かわいいだけでは済まない。
どこに行っても突然泣き叫ぶし、わざと物を落として喜ぶし、どんなに疲れててもだれかがかまってあげないと怒るし、目を離すと何をするかわからないし、畳んだ洗濯物をぐちゃぐちゃにして遊び始めるし、ウンチは臭いし、たまにオムツからはみ出るし、保育園で風邪をもらってきて親もうつされるし、夜なかなか寝なかったり、わけのわからない時間に泣いて起きたりする。
きつい。
ホント、きつい。
きつすぎて、たまにホントにイヤになる。
それも一度や二度ではない。
子どもは長く一緒にいると、かわいいどころじゃない。
きつい。
ただただ、きつい。
それでもかわいいっちゃかわいいんだけど、やっぱりきついよ。
子ども産むかどうかは、子どもと長く一緒にいて考えてみたら?
ということで、子どもがほしい人。
親戚の子でも友達の子でもいいから、ちっちゃい子と長く触れ合ってから考えてみたらどうだろうか?
ちょっと見るだけなら、「かわいい」で終わりだ。
だが1週間でも、あるいは2~3日でも一緒にいれば、子育てがどんなに大変かよくわかるはずだ。
特に、子どもがほしいけどなかなかできないような人ほどやってほしい。
手伝ってくれれば喜ぶ親は大勢いるだろうし、子どもがいない幸せがあることは十分理解できるだろう。
いやね、子どもがいる幸せってのもあるんだけどさ。
あるんだけどさ…。
GW前から、子どもが保育園でもらってきた咳が出まくる風邪をうつされ、治ってきたと思ったらまた別の風邪をうつされ、咳のしすぎでもうずっとわき腹に痛みを抱えながら必死で子育てするのがつらすぎて、つい言いたくなってしまった。