GW中、家族で旅行に行った。
ホテルで、ある家族のこんな光景を目にした。
お風呂から部屋に戻ろうとするも、子どもがなぜかイヤがってなかなか戻らない。
母親が「そろそろお部屋戻ろうよ」とか言って、なんとか連れて戻ろうとしていたのだが、父親が一蹴。
「もうほっとけ!」
小さなストレスはいずれ爆発する
よくある家族の光景だ。
オレ自身にも覚えがある。
オレや兄がワガママを言って母がなだめようとしていると、父が怒り出す。
「ほっとけ!」なんて言ってね。
母親からすると、ストレスだったろう。
子どもがワガママなのは当たり前。
それでも何とかしようとがんばってるところに、立場的に自分の味方をすべき父からの追い打ちだ。
そのせいか、ほとんどは聞き流していた母も、年に1~2回本気で怒っていた。
「そんなこと言ったってしょうがないでしょう!私の気持ちも考えてよ!」ってね。
よくあることだから、大したことじゃないからと言って、自分に向けられた理不尽さに、人はそう簡単には慣れない。
小さなストレスでもたまりにたまって、いつか爆発する。
夫婦は何でも言っていい、はずはない
夫婦間でのちょっとした暴言など大した問題ではない、と思っている人も多いだろう。
子どもをなだめる奥さんを旦那が「ほっとけ!」というのも、給料が少ない旦那を奥さんが冗談でバカにするのも、大したことではない。
むしろ、他人に対して気を使っている分、夫婦間ぐらい何でも言ったほうがいいなんて思われているのかもしれない。
だが、オレからするとありえない。
夫婦だろうが何だろうが、自分のやってることを否定されたり、バカにしたりされたら、多かれ少なかれストレスになる。
しかもいつも一緒にいるからこそ、小さなストレスであっても発散することができず、徐々にたまっていく。
いつかはどちらかが爆発してケンカになったり、ストレスが多いほうに水面下で離婚の準備が進められてしまうかもしれない。
夫婦だから何でも言っていいなど、ありえない。
そんなことしてたら、待っているのは離婚、仮面夫婦など、夫婦関係の崩壊だ。
夫婦だからこそ言葉を選ばなければならない、選べないなら全力で直さなければならない
夫婦はいつも一緒にいる。
だからこそ、ちょっとしたことがストレスになるので、言葉を選んで話さなければならない。
何もそんな大げさなことではない。
八つ当たりしない、バカにしない、否定しない、そんなことを意識するだけの話だ。
もしそんなことができないぐらい、人にネガティブなことを言うのがクセになっているというなら、死ぬ気で直せ。
あなたは旦那や奥さんだけでなく、周囲からもおそらく嫌われている。
ネガティブなことを言われてうれしい人などいないからだ。
「いやでも友達はいるし」と言うなら、その友達はあなたぐらいしか友達がいないか、イヤイヤながら付き合ってくれてるかのどちらかで、本当の友達ではない。
あるいは、夫婦間ぐらい言いたいことが言いたいという人もいるかもしれない。
その場合、あなたが本当にストレスをぶつけるべきは、旦那や奥さんではない。
ストレスの元となっている、職場か、家族か、あるいは他の人間関係や環境など、そういうところだ。
夫婦はいつも一緒にいる運命共同体であり、あなたの一番の味方なのだ。
味方を傷つけて憂さ晴らしするんじゃなくて、味方と一緒に敵と戦うんだよ、バカヤロー!
とにかく、夫婦だから何でも言っていいはずはない!
傷つけるようなことを言っちゃダメだ!
言わなきゃやってられないようなら、全力で直せ!
じゃないと、待っているのは夫婦関係の崩壊だ!