育児の有名な本を読んでたら、もうしつこいぐらい「昔はよかった」という話が出てくる。
著者の方によると、
「昔は親がしっかり子どもの面倒見てたし、家族や近所の関係も今より豊かだったから、いじめも引きこもりもなかった」と。
それホントかよ?
田舎の豊かな人間関係は良し悪しだった
著者の方は結構な高齢だから、その人の時代の子育てがどうだったか正確にはわからない。
ただオレは田舎で育ったから、親戚や近所との付き合いは多かった。
昔の子育てに近い環境だっただろう。
ただそれがよかったかと言われると、なんとも言えない。
人間関係が深い分、ネガティブなことも起こりやすい。
子どもの学歴で競いあったり、子どもが問題を起こすと陰口を言われまくったり、家が貧乏だとか知られちゃって子どもが学校でバカにされたりね。
そんなんだから、いじめはあったよ普通に。
引きこもりもいたよ。
隣のウチの子が引きこもってたし。
今と比べて多いのか、少ないのかはわからんけどね。
もしかしたら、濃い人間関係だからこそいい面もあったのかもしれないけど、オレは好きじゃなかったなぁ。
うっすーい、今現在の都会の人間関係のほうが好き。
今だからこそ、子育てのためにできることはある
それに、昔とやり方は違っても、今の時代だからこそ、子育てのためにできることはある。
国が子育てに力を入れてるから、児童館を使う人も増え、民間の子育てサービスも増えてる。
そういうとこで気が合うママ友を作って遊んだり、保育士さんと仲良くなって有益な情報を得たり、安価で手軽に子育てに関するサービスを受けられたりする。
実際、ウチでも利用できるものは利用してる。
十分恩恵にも授かってる。
昔とは違うかもしんないけど、それはそれでよくない?
子育てのために今できることをやるしかない
てかさぁ、「昔はよかった」的な話を見聞きするたびに思うんだけど、そんなこと言ってもしょうがなくない?
だって、いくら言ったところで昔に戻れるわけじゃないじゃん?
今できることをできる範囲でやるしかない。
子育てに限らず何でもそう。
昔のほうがよくても悪くても関係ない。
今できることをやるしかない。
人間は今と未来に生きるんだぜ!
ということで。