「コンプレックス」って言葉あるじゃん?
一般的には、劣等感とされる。
だれかと比べて劣っている点を気にしてしまうことだね。
だが先日読んだ心理学の本には、コンプレックスについて少し違った解釈が書かれていた。
みなさんにも役立ちそうな話なので、紹介しよう。
コンプレックスに論理的な根拠はない
例えば、ある女性が「足が太い」と悩んでいたとしよう。
だが客観的に見て、彼女の足は細い。
測ってみても、やはり平均より細い。
だからといって、
「あなたの足はぜんぜん太くないよ!
むしろ、平均より細いよ!」
と言われて彼女が納得するかといえば、おそらくしない。
彼女の悩みは、そういう説明ではなくならない。
客観的な事実は関係なく、とにかく自分の足が太いと思ってしまうのだ。
そして当人でさえ、そう思ってしまう理由がわからないのだ。
気になってしまうけれど根拠はない。
それがコンプレックスである。
オレの「批判に耐えられない」というコンプレックス
オレの話をしよう。
オレは批判されるのが嫌いだ。
非常に嫌いだ。
直接的に批判されるのはもちろん、言葉を選んで批判されても、別に批判されたわけではなく単にオレが気に入らない意見を見聞きしただけでも、そいつを殴りたくなるぐらい腹が立つ。
だが多少の批判はしょうがないし、ネット上ではむしろ批判されたほうが得することも多い。
それはわかっている。
わかっているが、怒るのをやめられない。
まさにオレのコンプレックスだ。
コンプレックスはそう簡単にはなくならない
じゃぁどうすればコンプレックスはなくなるのか?
残念なことに、そう簡単にはなくならない。
コンプレックスは、何らかの理由があってコンプレックスになったのだ。
オレの場合、批判されて怒ることにメリットがあったのだ。
ブログから滲み出ている通りの性格なので、昔から人と意見が合わかった。
批判されることも多かった。
いい気分なはずはない。
小さい頃は傷ついていた。
あるときから怒って力付くで周囲からの批判をなくすことで、自分を守ってきた。
「オレの言うことなすことはオレに取って絶対に正しい!
てめーらバカどもは黙ってろ!」
殺す気で怒鳴り散らすと、みんな「こいつはヤバイ!」とでも思うのか、それからだれも何も言わなくなる。
そうやって、このバカだらけのクソみてーな世界で何とか生きてきたのだ。
今でもその思いは変わらない。
オレの批判に耐えられないというコンプレックスは、何年もの歳月をかけて、深く育てられたものだ。
そう簡単にはなくならないし、ムリになくしたら他の部分で副作用が出る。
コンプレックスがあることを自覚して、できることをする
コンプレックスはまずなくならない。
じゃあどうするかって、まずは自覚することが必要だ。
理由がなく気にしてしまうことがあるのだ、と。
その上で、コンプレックスで問題が起きないように工夫するしかない。
オレの場合、批判してきそうな人や環境とは距離を置く。
どうしても距離を置けなかったときは、害にならないようにブログに「死ね!クズ!ゴミ!」などと書き殴ってストレス発散するなどして我慢する。
コンプレックスは、自覚しつつ上手く付き合うしかないのだ。