会社で、仕事の効率化がぜんぜん進まない。
オレじゃなくて、部下のね。
やり方がわからないんじゃないんだ。
こうやれば簡単だからとか、これ使えばすぐできるからとか、丁寧に教えてやってもやらないんだ。
つまり、気持ちの問題。
やる気がない。
まぁ考えてみりゃそうなんだよね。
効率化なんてしたって無意味だからね。
効率化してもメリットがない
仮に、今まで丸一日8時間かけてやってた仕事を、何らかの方法で1時間でできるようになったとしよう。
だからって、1時間だけ仕事して、
「じゃ、仕事終わったんで帰ります!」
…というわけにはいかない。
残り7時間、なんらかの仕事をしなきゃならない。
仕事が多い会社なら、ただただ他の仕事が増えるだけ。
何の意味もない。
仕事が少ない、今オレが勤めてるような会社だと、やることがなくなる。
がんばって自分で仕事を探す羽目になる。
もはや、効率化なんてしないほうがいいぐらいだ。
いずれにせよ、仕事を効率化するメリットがない。
効率化して得する可能性も、ないことはないけど低い
強いて言えば、仕事が超多くて効率化すれば家に持ち帰ってまで仕事する必要がなくなるとか、効率化して余った時間で自分がやりたい仕事ができる条件が整っていれば、効率化するメリットもなくはない。
現にオレは、仕事を効率化してしてしまくって、自分が好きな仕事ばかりやってるしね。
だがそういうのは、非常に例外的。
家に持ち帰らなきゃいけないほどの激務な会社なんて、効率化以前の問題でさっさと辞めたほうがいい。
自分で仕事が作れて、周りも納得してくれるような能力と環境が備わっていることは極めて少ない。
ウチの会社でも、効率化してその分好きな仕事してる人なんて、オレだけだ。
と考えると、やはり会社員が業務の効率化を進めるのはムリがある。
だってやる側に、ほとんどメリットがないのだから。
非常にムダな気がするが、仕方ない。
会社というより社会全体が、仕事を時間ではなく成果で計るようになり、多くの人が言われたことをやるより自分で考えて行動することに意味があると考えるようにならなければ、この状況は変わらないだろう。
まぁできたとしても、だいぶ先の話だろうね。