オレ様の世界 シーズン2

常識的な非常識 /マイノリティなマジョリティ / 本音のキレイごと / ラブ・アンド・ディトラクション / ようこそ、オレ様の世界へ

 

ある作家のセミナーに行ったら、金で人間関係を作らせるような、ヤバイ感じだった

この前、自己啓発書をバンバン出してる、とある作家のセミナーに行った。

自己啓発書の作家のセミナーがどんなものか、またどうやって稼いでいるかに興味があってね。

 

行ったら、なんというか、非常に濃かった。

サミナーの内容じゃない部分でね…。

 

内輪すぎるセミナー

会場に行くと、受付と思しき人に声をかけられた。

 

「オレ様さん(仮)ですね?」

 

ん?

なぜオレだとわかるんだ?

 

会場には20人ぐらいの参加者がいる。

なのに、なぜオレだとわかったのだ?

 

 

 

理由は簡単。

 

初めて来た人がオレだけだったからだ。

他の人はもはや顔と名前がわかるほどの常連なのだ。

 

なので、みんな楽しそうに話している。

「だれそれは今日来ないの?」なんてね。

 

内輪感が漂い過ぎて、なんとまぁ居心地が悪いセミナーだろうか…。

 

この時点で帰りたくなったが、20人程度のそう広くはない会場で帰るわけにもいかず、我慢することにした。

 

まぁセミナーが始まれば大丈夫だろうと思ってね。

 

雑談だけの衝撃的なセミナー

ともあれ、セミナーが始まった。

 

セミナーのタイトルが金に関することだったので、さて何を話すのかと興味津々だった。

 

だが、いきなり歴史の話を始めた。

 

ん?

なんだこれ?

 

いやいや、この話が金のことにつながるのだろう…。

 

と思っていたら、今度は美術の話を始めた。

 

そうこうしてるうちにセミナー時間の半分は終わっている。

 

おい、ちょっと待て!

金の話はどこに行ったんだ?

 

そして最後は旅行の話。

 

えっ、何これ?

まさかこれで終わるの?

 

と思っていたら、本当にそのまま終わってしまった。

 

セミナーの内容を一言でいえば、「雑談」である。

 

1万円ぐらいしたのに…

一体なんなんだこれは?

 

金で序列と友達を買わせる

というか、こんなひどいセミナーに何度も来ている人は一体何なのだ?

観察していたら、なんとなく想像がついた。

 

ここは、有名な作家からの承認と友達を金で買わせる場所なのだ。

 

セミナー中、やたらと来ている人に話をふるのだが、その回数が常連ほど多い。

来ている人はその作家のファンであり、また知る人ぞ知る有名人だから、話しかけられるとうれしい。

 

話しかけられるだけではなく、賞的なものももらえる。

今月のセミナー大賞みたいなね。

 

また、常連ばかりなので、何度も行けば友達もできる。

友達が少ない寂しい人からすると、それも結構うれしいのではないだろうか?

 

いやね、来てる人が友達少ないかどうかなんて本当のことはわからんけど、なんとなく少なそうなのよ。

 

見ればわかるじゃん?

そういうのってさ。

 

何度も行けば行くほど、講師である有名な作家に話しかけられ、セミナーの中で有名人のようになり、他の参加者から話しかけられ、羨望の目(?)で見られる。

そういうのがうれしくて、何度となくあのくだらないセミナーに(ヤバイ本音が出てしまった!)行くのだろう、たぶん。

 

やるほうも雑談で儲かるんだからいいよね。

参加費一人1万だから、2時間雑談して20万!

 

まぁいいんだけどさ。

人気商売とか、カルト宗教とか、最近だとオンラインサロンとかでもよくある話なんだろうけどさ。

 

なんかちょっと、正直気持ち悪いよね。

オレは金で序列や友達を作るようなことも、作らせるようなこともしたくないな。

 

とりあえず、人気商売的なことをやってる人とは関わらず、またオレもいくら金になりそうでもやらないことにするわ。

 

金によほど困らない限りね。笑