オレ、高校時代は暗かった。
だから、友達も暗かった。
類は友を呼ぶってやつだ。
年末、その高校時代の友達と会ったんだよ。
結論から言うと、あんまり楽しくなかったんだよね…。
友達は変わってない。
オレが変わったのだ。
ネガティブな話に共感できなかった
高校の頃って、クラスの奴の悪口言ったり、若いくせにニヒリストを気取って「人生なんて所詮…」的な話をすることが多かった。
友達はその頃のノリとあまり変わらない。
会社の人の悪口とか、自虐とも取れる話をしては笑いを取っていた。
聞いてて、正直ほとんど共感できなかった。
…いや、できなくなったというべきかな。
聞いてて思ったんだよ。
「人のこと悪く言っても、自分の人生は何一つ良くならなくね?」
「自虐的なこと言って、何が楽しいの?」
反感が少しずつ芽生えて、「二次会行こう」ってときには「用があるから」って言って帰った。
別に友達が悪いわけじゃない。
ただオレが高校時代とは変わってしまったのだ。
幸せだとネガティブな話のほとんどは不愉快
「なんでかなぁ…」って考えてたんだけど、オレが幸せだからなんだ。
ブログでは会社がイヤだの、子育てが大変だの書いてるけど、正直たいしたことじゃない。
会社では出世してるし、子育ては大変だけどかわいい。
奥さんとは仲が良いし、友達も結構いるし、趣味も多いし、お金もそれなりにはあるしで、一般的には幸せなほうだと思う。
自分で言うのもなんだけどさぁ。
そういう状況だと、ネガティブな話ってそんなに共感できないのよ。
もっと言うと、聞いててイヤな気持ちになってくることも多いんだ。
例えば、毎日満員電車に乗ってる人と、会社が家から歩けるぐらいの距離で、満員電車なんて乗ったこともない人がいたとするじゃん?
満員電車に乗ってる人が、いくら満員電車の辛さを訴えたところで、乗ってない人は共感できないと思うんだよ。
だって、自分は乗ったことないんだから。
あげく、
「満員電車で迷惑な奴がいたから怒鳴ってやった!」
なんて聞かされたら、
「えっ、なに?こわっ!」
としか思わないじゃん?
幸せな人からすると、ネガティブな話ってそういうもんだと思うんだよ。
ぜんぜん面白くない上に、なんか怖いってね。
オレも、思えば遠くに来たもんだ。
いつの間にか、結構幸せになってしまったなぁ。
まぁ、いいことなんだけどね。
あ、別に自慢したいわけじゃなくて、努力すればそこそこ幸せぐらいにはなれるってことが言いたいわけよ。
高校時代のオレは、たぶんこのブログ読んでる人の99%より暗かったからね。
なにせ「寝てる間に死んでりゃいい」と思ってたからな。笑
がんばれば、そこそこ幸せぐらいにはなれる。
まぁ、人生なんてそんなもんよ。