最近、昔のことをよく思い出す。
大学入学時から社会人3年目ぐらいまで、割と本気でバンド活動をしていた。
毎日家でギターの練習をして曲を書いて、週一ぐらいは集まって練習して、定期的にライブハウスや路上でライブを行っていた。
あの頃は、楽しかった。
バンドは全く儲からなかった、それでも楽しかった
しかし、まぁ儲からなかった。
ライブに来てくれるのはほとんど知り合い。
せいぜい20~30人程度。
そんなんじゃぁ、ライブハウスを借りた金も出ない。
そこに練習代だの、練習後やライブ後の飲み代だの入れると、もう完全に赤字だった。
それでも楽しかった。
メンバーやお客さん…というか友達と、飲んでバカなこと言ったりやったりするのが、楽しくて楽しくて仕方なかった。
仕事は儲かるけど、ぜんぜん楽しくない
あの頃と比べると、今はどうだ?
バンドはやめ、毎日毎日好きでもない会社に行っている。
あの手この手で出世したおかげで、理不尽なことを言われることはだいぶ減ったし、給料も高くなってきたけど、ただそれだけだ。
ぜんぜん楽しくない。
社内のカスどもは、バカのくせに変に真面目なので、冗談も通じない。
やたらと暗いし、下手なことをいうと怒りだす奴までいる始末だ。
飲み会なんて行きたくないし、もはや全く行っていない。
てか、あんなクソみてーな飲み会に行くって、よほど友達がいないのだろうと哀れにさえ思う。
そんなんだから、みんなで何かをやろうなんて勢いは全くない。
文句言う奴をなだめすかしながら、ほとんど1人で仕事している感じしかしない。
もはや取引先のほうが仲間意識を覚えるぐらいだ。
それぐらい、社内の奴らが嫌いだ。
こんな人生で終わらせるわけにはいかない
ただ生活のために仕事している。
いつの間にか、そんなつまらなすぎる人生になってしまった。
こんなんでいいのか?
いいわけない。
いくら出世したって、少々もらえる金が増える程度じゃどうしようもない。
あのゴミどもとは決別し、好きな人たちと楽しく過ごす時間を増やさなければならない。
もう年齢的に転職も厳しい。
てか、会社員という一緒に働く人を選べない奴隷のような身分はもうイヤだ。
がんばって稼いで、会社を辞めて独立しよう。
バンドをしていたときと同じぐらい、楽しくすること。
そして、バンドのときとは違って赤字ではなく、儲けること。
この二つを何とか成し遂げなければならない。
絶対に。