ネット見てたら、あるニュースの記事が目に入った。
もう数年前のことだが、子どもの虐待死の事件だった。
若い女性が自分の子どもを家に閉じ込めて、自分は何か月も家に帰らず、戻ったときには子どもは餓死していたと。
事件の経緯もこと細かに書かれていた。
母親は10代で身籠るも、付き合っていた男性が結婚してくれず、シングルマザーになった。
その後、仕事を転々とするも続かず、金に困り風俗店に勤めることになる。
そのときホスト遊びにハマって、家に帰ることが少なくなり、最終的には育児放棄したと。
流れとしてはざっとこんな感じ。
細かいところで違っているかもしれないが、読み返したい内容でもないので、まぁそこは大目に見てほしい。
それ以外にも色々書かれていた。
家庭環境が良くなかったこと、子どもの父親含め周囲にちゃんとした人がいなかったこととかね。
こういうのって、人間の本能的につい読んでしまう何かがあるようだ。
オレも結局最後まで読んでしまった。
しかも、他の記事まで調べてしまった。
いやしかし、気分が悪いニュースだ。
てか、腹立つわ。
オレは学生の頃、わずか3か月だがホスト経験がある。
そのとき初めて、風俗店勤務のような夜の世界で働く女性を見て思った。
「世の中には、能力的に生きていくのがやっとな人がいる」ってね。
五体満足で、突然暴れだしたりしない程度の理性はある。
だが、生活をしていくにはギリギリの知性しか持っていない。
そういう女性は、感情的で自制心がなく、当たり前のことが当たり前にできない。
「そんな高いもの買ったら、生活できないよね?」というようなものを「ほしいから」という理由で借金して買ってしまうとかね。
虐待死させた女性も、似たようなものではなかったのかと思うのだ。
別に子どもを殺したかったわけではない。
ただホストと遊びたかったから遊んでいたら、子どもが死んでしまったのだ。
普通の人からしたらありえない話だ。
だが、当たり前のことができない人もいるのだ。
別に何が悪いわけではない。
育った環境が悪くても、不運が重なっても、子どもを殺しはしない親がほとんどだ。
能力的な問題なのだ。
足に障害がある人が走れないように、ただただ普通に子どもを育てることができないのだ。
自分一人が生きていくのがやっとなのだ。
いや、それさえもあやしい。
そういう人にやれ「ひどい」とか、「子どもがかわいそう」とか、「〇〇すればよかったのに」とか言ったって仕方ない。
だってできないのだから。
そういう、いうなればかわいそうな人をあざ笑ったり、だれだってそうなる可能性があるかのように言うのはいかがなものか?
もうそっとしておいてあげて、また似たような事件が起こらないように淡々と対策を考えるしかないのではなかろうか?
子育てしていて思うが、子どもを虐待死する親なんて超例外。
本能的にできるとは思えない。
できてしまう人のは多くの場合、かわいそうな人かと思われる。
外野があぁだこうだ言うのは悪趣味で愚かな行為だ。
まったく、気分の悪い記事を読んでしまった…。