「13の理由」というNetflixオリジナルのドラマがある。
高校の同級生の女子が自殺するのだが、その子が残したテープから自殺の真相を探るというストーリー。
そんな設定なので、話としては重い。
非常に重い。
だが日本のドラマのように、人の死をただ美化するような浅い物語ではない。
むしろ、深い。
オレが今まで見たドラマ、映画の中では、最も深いかもしれない。
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とにかく、リアル
このドラマをオススメしたい大きな理由は、ものすごくありそうな話だということだ。
登場人物が全員いそうなのである。
絶対的に良い奴も、悪い奴もおらず、だからこそリアルである。
変に物語風の脚色がない。
「これ、わかる」「この状況なら、こうしてしまうかもしれない」と、おそらくだれでも共感できる点が多々ある。
同世代の高校生はもちろん、大人だってそう。
だってオレ、最後のほう泣きながら見たし。笑
「あぁ、こいつの気持ち、わかるわぁ…」ってね。
なのに、ストーリー展開やテンポの良さで、非常に面白いというすばらしさ。
「いい話はつまらない」というなんとなくのイメージが完全に覆される。
世界でウケる海外ドラマはレベルが違い過ぎる。
伝わるものが多すぎる
自殺がテーマなので、基本的には「人を傷つけてはいけない」というメッセージがあふれているのだが、なんかもうそんな一言で言えるようなものではない。
悪気はなくても、受け取る側は傷ついてしまう。
どうしようもないのに、傷つけたと自分を責めてしまう。
自分を守るために、人を傷つけてしまう。
そうせざるを得ないと思えてしまうから、否定も肯定もできない。
助けてほしいのに、強がったり、冗談にしてしまう。
助けたくても、助けられない。
加害者が、あるときは被害者になってしまう。
もうだれが悪いのかわからない。
そんなジレンマに陥るような話が、そこかしかにあふれていて、何をどうしたらいいのかわからなくなる。
ただそれでも、いやだからこそ人を傷つけてはいけないというメッセージが真に迫ってくる。
もうねぇ、簡単に説明できるようなドラマじゃないんだよ、これは。
重いけど、面白いし、深いし、ところどころでありえないぐらい感動する。
とにかく、すごいドラマなんだよ、「13の理由」は!
Netflix入ってる人はぜひ!
入ってない人も、たしか最初無料で見れるから、試しに見るだけでもぜひ!