オレはキレやすい。
とてもキレやすい。
この前もちょっとした一言にキレて口論になったのだが、そのとき気づいたことがある。
教師が嫌いな理由
読者の方の中にやってる人がいたら悪いが、オレは教師ってのが嫌いだ。
大嫌いだ。
なんでかって、小中高とずっとイヤな目に遭わされたからだ。
あれは小学校2年のとき。
そうじの時間に、オレは床をほうきで掃いていた。
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それを見ていたAという担任の教師が、バカにしたような顔でこう言った。
「そんな掃き方じゃ、返って汚れるんだよな。」
ものすごく恥ずかしい思いをしたのを、未だに覚えている。
そして、思う。
あのAとかいうたしか30代独身の男性教師は、小学生に八つ当たりしただけなのだ、と。
掃き方がよくないなら、「こう掃けばいい」と教えればいい。
教えもせずに、そうじなんてよくわかってない、言い返せもしない小学生をバカにする必要などない。
気性が激しい男だったので、何らかのストレスがたまっていたのだろう。
それを小学生のオレにぶつけたのだ。
ふざけてやがる。
まだある。
中学校の頃の教師であるFとY(どちらも担任ではない、理科と国語の教師だ)は、何度となくオレを非難する言葉を吐いた。
オレは勉強しなくても学年でトップの成績だったのだが、性格が今とは違い内気な生徒だった。
だから授業で挙手を求められても、手を挙げることはなかった。
そのことをあいつらは何度となく指摘した。
「答えがわかってるのに、手を挙げない人がいる」と。
明らかにオレのことだ。
わかっていてもできないのだ。
相手は内気な、まだ中学生なのだ。
「生徒は積極的であるべし」というくだらねー偏見と、ほっといても勉強ができる生徒への嫉妬交じりの気持ちと、あとはてめーらのクソみてーな生き方のストレスをオレにぶつけていたのだろう。
あの頃は、「いつかFとYを殴り殺してやる!」と毎日思っていた。
メリケンサックを持ち歩いてね。
そう、ちょうどこんな感じのやつ。
まだまだある。
高校の担任だったMという20代の女は、何度となくウチの親に、
「もう少し積極的になったほうがいい。
友達を作った方がいい。」
という話をした。
別に友達がいなかったわけじゃない。
ただ少なかっただけだ。
また、クラスの多数派ってのになじみたくない。
興味がない話題で作り笑いしながら上手くやるみたいのが、今も昔も好きじゃない。
Mにはなぜ積極的にしないのか、友達を作らないのか、理由を説明してやった。
「友達が多ければいいと思ってないから、ムリに合わせる気がない」とね。
言い返せなかったからなのか、変な使命感に燃えていたのか、親に言うのが気に入らない。
文句があるならオレに言え、ブスが!
怒る理由が過去と同じ
なんでムカつく教師の話をしてるかって、あいつらにされたことが今のオレの怒りの原点だからだ。
オレがムカつくのは、以下のようなことだ。
・自分の立場が上であることを利用する
・ナメられて八つ当たりされる
・自分の「普通」を押し付けてきたり、多数派と比べられる
会社での地位が上であったり、あるいは外見・年収・友達の多い少ないなどで自分が人より上だと思いこんで、人を見下すような奴が嫌い。
「こいつは言っても大丈夫だろう」とでも思ってんのかなんなのか、機嫌が悪かったりすると八つ当たりされるのが嫌い。
「普通はこうだよね」と、自分の中の普通を押し付ける奴が嫌い。
ちょっと多数派と違うことをするだけで、バカにするような奴が嫌い。
こう書くと真っ当なことで怒っているようだが、そうではない。
程度が激しいのが問題なのだ。
よく考えれば、上記の理由に当てはまらないことであっても、ただオレがそうと思うだけでキレてしまう。
例えば、何気なく言われた言葉を八つ当たりと受け止めてしまったりする。
過剰に反応してしまうのだ。
学生時代に我慢したストレスが予想以上にたまっているのか、すぐに決壊してしまう。
考えてみれば、学生の頃のことなどロクに覚えていないのに、教師にされてイヤだったことは鮮明に覚えているのだから、それだけ怒りがすごかったのだろう。
過去のことなど関係ないと思っていたが、どうもそうではないらしい。
大昔のことが未だにオレに影響を与えている。
さて、どうしたものか…。
とりあえず、自覚できたのは悪いことではない。
ここから先は試行錯誤しながらなんとかしよう。
できればキレずに生きたいんでね、オレは。