先日、転勤についてネットの記事を読んだ。
「転勤なんて非人間的だ!
そんな会社は辞めてしまえ!」
…って感じの内容。
ネット上だとよくある意見かもしれない。
オレも全く同感である。
なんてったって転勤がイヤで、新卒で入った会社を辞めたからね。笑
しかし、なぜ転勤なんてものがあるのだろうか?
理由を考えてみた。
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転勤の必要性についての意見はさまざま
「転勤なんておかしい!」っていう人はいても、そもそもなぜ転勤しなきゃいけないかについての話はあまり見つからない。
でも少しはあるので、それについて書いてみる。
会社が言う建前っぽい理由だと、
「色々な場所で色々な経験をさせて、成長してもらいたい」
みたいな感じ。
そりゃそうかもしんないけど、知らないし興味もないとこに、そんなあいまいな理由で行かされるのはイヤだわ。笑
家族がいたりしたら、なおさらだね。
成長させたいなら、他にもっといい方法がないのか?って話で。
もう少し説得力があると思ったのは、
「終身雇用を維持するためには転勤が必要。
人手が多いところから、少ないところへ転勤させることで、長期間の雇用が可能になる。」
という意見。
それは確かにあるかもしれない。
ある工場が閉鎖されたから、別の工場に行ってもらうとかね。
でも、それだけではない気もするのだ。
会社への忠誠心を試している
先述したように、オレが新卒で入った会社にも転勤は結構あった。
中には、明らかに合理性がない、むしろ不合理ともいえる転勤も見受けられた。
例えば、AくんBくんが同じような勤続年数・経歴で、今は二人とも東京にいる。
Aくんは地元が北海道なので、いずれは帰りたい。
Bくんは九州で、同じく戻りたい。
転勤の希望も、毎年そう書いている。
ところが、実際の転勤はAくん、Bくん逆になる。
Aくんが九州、Bくんは北海道。
なにもそんなかわいそうなことをしなくていいんじゃないか?
どっちがどっち行ったって同じじゃないか?
なぜこういうことが起こるかって、オレは会社への忠誠心を試していたのだと思う。
「みんな自分の希望が通らず、我慢してきた。
お前も我慢しろ!
我慢すれば、見返りも考えてやる!」
ってね。
で、イヤな転勤を前向きに乗り切った人は昇進させちゃったりしてね。
いや別に人事にいたわけじゃないから、実態は知らんよ?
でも、会社の上層部の考え方とか、やられていることを見てると、そう考えるのが一番しっくりくる。
そうして、一人前の社畜が完成だ!笑
ま、理由はともあれ、転勤なんてロクなもんじゃないよ。
人間、自分が住みたい場所に暮らすのが一番。
よほどその必要があったり、本人が希望してるならともかく、転勤なんてもんは極力減らしたほうがいいと思うけどね。