先日、大学時代の知り合いとの飲み会があった。
オレが「子どもができた」と報告すると、同じく子持ちの男が語り始めた。
「オレは家族のために、イヤな仕事もがんばってる」とかなんとか。
テキトーにうなずきながら聞いてたのだが、内心こう思っていた。
「当たり前のことを、なに偉そうに語ってやがんの、こいつ?」
スポンサーリンク
家族を作ったのは自分である。
結婚したのも自分、子どもを作ったのも自分である。
自分が好きで家族を作ったのだから、そのためにがんばるのは当たり前じゃないか?
だれかが強制的にあなたに家族を作らせたわけじゃない。
別に結婚しなくたって、子どもを作らなくたってよかったのだ。
作ってみたら予想以上に大変だったにしても、そんなのは自己責任だ。
つべこべ言わずにやるしかない。
大変だけどがんばるなんて、偉そうに人に語る話じゃない。
それに、自分がしたくて結婚した奥さんはまだしも、子どもは好きで生まれてきたわけではない。
あなたが生んだせいで、「生まれなきゃよかった」と何度も思うような、悲惨な人生を歩む可能性だってある。
大変だろうがなんだろうが、必死でできる限りのことをしてあげなくてはならない。
子どもには何の罪もない。
罪があるとすれば親だからだ。
とにかく、家族のためにがんばるなんて当たり前なのだ。
人に偉そうに、自慢げに、説教くさそうに言う話じゃないのだ。
前にも似たようなことを書いたが、定期的に言い続けたい。
なぜかって、こう言われて育ったことにオレは未だムカついているからな。
勝手に作ったのだから育てるのは当たり前なのに、それを何もわからない子どもに責任転換しやがった。
ムダな罪悪感を子どもに植え付ける無自覚で愚かな親を、オレはどうしても許せないのだ。
関連記事:親に感謝なんて絶対するな!