オレ様の世界 シーズン2

常識的な非常識 /マイノリティなマジョリティ / 本音のキレイごと / ラブ・アンド・ディトラクション / ようこそ、オレ様の世界へ

 

頭が良い人には、ぜひ森博嗣先生の小説を読んでほしい

この1年、月に2冊ぐらいのペースで森博嗣先生の推理小説を読んでいる。

 

思えばオレは、そんなに同じ作家さんの小説を読まない。

だがなぜか、森先生の作品に限って読んでしまう…

 

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すべてがよいわけではない

たしかに森先生の小説は面白い。

 

同じ人が書いているのだから、どれもどこかしら似ているようで、違う。

もう20冊は読んでいるのに、驚くことがある。

犯人の動機ではなく、事実を積み上げて推理するのも、個人的には爽快だ。

 

だがご本人が「作家の収支」で明言されているように、小説を書くのが好きなわけではなく、お金のために書かれているせいか、ディティールが雑だ。

 

作家の収支 (幻冬舎新書)

作家の収支 (幻冬舎新書)

 

 

ほぼ似たような職業のキャラばかりだし、時代考証も甘い。

キャラクターの会話も味があるといえばそうだが、「若い女性がそんな話し方しないだろう!」というのが多くて、読んでいてたまにこっちが恥ずかしくなる。

 

だがなぜか惹かれてしまうのだ…

 

頭が良すぎたから

黒猫の三角」を読んで理由がわかった。

 

黒猫の三角 (講談社文庫)

黒猫の三角 (講談社文庫)

 

 

主人公と犯人がこんな会話をするシーンがある。

 

「小学生の時、普通にしていると毎回テストが100点だった。

 最初は褒められたけど、そのうちみんなに引かれるようになった。

 だからあえて間違えるようにした。

 そのときから孤独になった。」

 

あぁ、それわかる。

オレもそうだった。

 

…そうか!

そういうことか!

 

作品から漂う、人生への虚無感。

凡人への無関心と嫌悪感。

賢い人への好意。

天才へのあこがれ。

 

それらはすべて頭が良すぎる森先生の思いであり、そこにオレは惹かれていたのだ!

自分で言ってしまうが、オレもそう思っていたからだ!

 

ということで、頭が良い人には森先生の小説がオススメ。

とりあえず、「すべてがFになる」かな。

 

すべてがFになる (講談社文庫)

すべてがFになる (講談社文庫)

 

 

 

人に何かをしてもらうには、メリットが必要である。

それをしたことで何か得をするとか、あるいは損をしないとか…

 

ということを、のろけちょーに投稿してもらうために考えている。

 

norokecho.pink

 

承認欲求的なものか、「幸せな話が人を幸せにする」と美しい心情に訴えるか。

それをどう見せるのか。

 

…よくわからんな。

とりあえず、オレが色々投稿サイトに投稿してみて考えよう。