才能がある人が好きだ。
昨日書いた湯浅監督などまさにそう。
お会いしたことも、どんな人かも知らないけど、好きである。
また才能はホント幅が広いので、有名人から普通の人、はてはホームレスまで色々な人にそれぞれの才能がある。
…と思っている。
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小説家の方は、有名無名問わず全員尊敬している。
今でこそブログを書いているが、オレは元々小説が書きたかったのだ。
実は賞にも応募している。
しかし才能が全くない。
自分で自覚できるぐらい、ない。
小学生が書いた作文みたいになるんだ、なぜか。
なので、ただ小説らしい小説が書けるだけですごい。
ミュージシャンもすごい。
バンドをやってたとき曲も書いていたのだが、どうしてもだれが聞いてもいいと思えるようなメロディーが思いつかない。
また歌詞も、自分で自覚できるほどダサい。
仕方ないので、メロディーは極力減らしてラップだかシャウト、歌詞はすべて英語にするという荒業でごまかしていた。
当時はそういうジャンルも流行っていたのだが、まぁ良いように利用してただけだ。
だから、ただ普通にいい曲が書ける人は尊敬する。
オレにはできないから。
尊敬に値するのは、小説とか音楽のようなクリエイティブな分野だけではない。
頭がいい人も素晴らしい。
自分で言うのもなんだが、オレは頭がいいと思っている。
1を聞けば10はわかる。
だが世の中は広い。
1を聞けば100わかる人もいる。
「彼が言っていたのはこういうことだったのか!」と何年か経ってようやく気付くレベルの人もいる。
友達の友達とか、仕事で関係してる人の中に、そういう人は結構いる。
世間的に普通の人…いや普通未満の人にも才能はある。
折に触れて書いてるが、大学時代にホストのバイトをしていたとき、辞める間際に先輩がこう言った。
「(ホストやって)勉強になっただろ?
オレらみたいなバカでも生きていけるって。
お前は頭いいんだから大丈夫だ。」
あまりにも素直な言葉で、こうして書くだけで思い出して感動する。
素直さも一つの才能だ。
一時期ホームレスからマンガを買ってたのだが、毎週行ってて覚えられたのか、
「兄ちゃん、いつもありがとう!
何でもタダで持ってけ!」
世間の逆風にずっとさらされて生きてきただろうに、その優しさ。
素晴らしい、あまりに素晴らしいじゃないか。
才能がある人が好きだ。
そして、多くの人に才能はある。
…あ、昔から言われる人の良いところを見ろって、こういうことか。