「上司がちゃんと部下を管理してないから、ブラック企業になる」
みたいな文章を読んだんだけど。
そうかなぁ…
上司は根本的な理由じゃないと思うんだけど…。
オレは副業経験からそう思うのだ。
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ビジネスモデル
副業は色々やったけど、わかりやすい例を2つあげてみる。
まずは不動産。
ワンルームマンションを買って貸していたのだが、ホントやることが何もなかった。
探して買うまではちょっと大変だったけど、あとの管理はすべて管理会社がやってくれる。
オレがやるのは毎月の家賃の経理処理ぐらいだ。
逆にやることが多かったのが、転売。
ネットだったりリアルな店舗から安い商品を買って、高く売れるところに売るのだが、常に仕入れて出品して出荷するの繰り返しで忙しい。
しかもクレームがついたり、儲かる商品をいつも探さなきゃいけなくて大変。
つまり仕事がヒマだったり忙しかったりするのは、ビジネスモデルの影響が一番大きいってこと。
何もしなくても儲かるビジネスと、何かし続けないと儲からないビジネスの差を埋めるのは非常に難しい。
いくら上手く管理しようが、仕事を効率化しようがね。
せざるを得ない
そういう視点で見ると、ブラック企業もホワイト企業もなるべくしてなっているように思える。
サービス業でブラックな会社が多いのは、だれかが絶対にお客さんに応対しなきゃならないから。
人がいないと売れない時点で、どうしたって忙しくなる。
しかも人って病気になったり、急に辞めたりするしね。
営業が主体の会社がブラックになるのも同じ。
営業が色々話して売らないといけないことだけでも忙しいし、がんばって売れば色々注文つけられたりクレームが増える。
一度売っちゃえばずっと儲かるとか、単価が高いとかそこでしか扱ってないとかで売る人があまりいらないような会社はラクだよね。
まぁ儲かっててもやたらと働かせようとする会社もあるにはあるので、すべてがビジネスモデルの問題とは言い切れない。
でもブラック企業とホワイト企業をわける最も大きな要因は、ビジネスモデルである。
やることが多い会社がホワイト企業のマネしたら倒産する。
ブラックはブラックのままじゃないと成り立たない。
元々やることが少ない会社は、少子高齢化で人手不足の影響もあって、できる限りホワイト企業を目指す。
だってその余力があるんだから。
その差は広がるだろうね。
ちなみにオレは、ラクに儲かるビジネス以外では独立しない。
絶対に。