この前、「ダイエットが上手くいかないなんて悩むのはバカ」ぐらいの記事を書いたのだが、別の角度から考えると興味深い。
やせなきゃとわかっているのに、つい食べてしまうのはなぜなのか?
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必要だった
例えば「甘いものは別腹」的なことがなぜ起こるのか?
かつて、それが必要だったからだと思う。
ちょっと調べると、40~50年ぐらい前まで食べ物が不足していたのである。
たぶん、飢え死にとか割と普通だったのだろう。
いつも腹いっぱい食べられるなんてのは、つい最近の話。
だから、カロリーが高い甘いものは、あったら食べなければならなかった。
腹がいっぱいでも、食べるべきだった。
生き残る可能性が高まるから。
今は必要がないにも関わらず、「甘いものは食べなければ」という本能だけは残っている。
時代と遺伝子がマッチしていないのだ。
時代は変わった
甘いものの話だけではなく、さまざまな場面で同じようなことが起こっているのではないか?
なぜ休みの日にダラダラしてしまうのか?
昔はただ生きるだけでもやることが多すぎたので、休めるときに休むべきだという本能がそうさせてしまう。
変わらなきゃと思っても勇気が出ないのは?
かつて変化は死に至る危険性さえあったから、辛くても無事に生きてこれた方法を続けようとしてしまう。
イヤな奴との付き合いが切れないのは?
一人で生きることのほうが危なかったから、相手との相性に関わらず人といるよう仕向けられてしまっている。
時代は急激に変わっている。
だが、人間がついてこれていない。
意志で本能に勝つ
この状況を打破するのはたった一つ。
意志である。
意志で遺伝子に刻まれた本能に勝つのである。
やると決めたらやるのである。
面倒でも何でも。
最初はできたりできなかったりであっても、徐々にできるようになってくる。
筋トレすれば筋肉がついてくるように、意志を使えば意志力がついてくる。
人と話していて思うのは、やるべきことは自分でわかってるってことだ。
やせなきゃ、ダラダラしてちゃダメだ、変わらなきゃ。
わかっているならやるのだ。
つべこべ言わずにやるのだ。
それが動物にはない、人間の持つ力だろう?