満員電車に乗ることが多い人はわかると思うのだが…
電車のドアが開いた瞬間、空いている席に向かって突進し、何が何でも座ろうとする、厚かましいババアが結構いる。
並んでいる列に割り込み、人を押しのけ、見栄も外聞もなく空席を求めるその神経にはある意味見習う点が…ない。全くない。
反面教師にはなる。
というのが今日の話。
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実は失っているもの
座れるという意味においては、得をしているようにも見える。
だが、彼女たちは(そう、なぜか突進するのはおばさんだ)大きなものを失っている。
心の平安である。
何が何でも座ろうとするため、焦る。
しかし必ず座れるとは限らないので、失敗するたびに落ち込む。
また、やり方があまりに強引なため、「なんだ、このクソババア!」と前の人にひじでガードされるなどして目標達成を阻まれ、怒り狂うこともある。
「損して得とれ」という言葉があるが、彼女たちは逆。
「得して損とれ」になっている。
人生においてもしかり
他のことであっても同じである。
人を出し抜こう、自分だけが得しようとしても、過剰に焦ったり、怒ったり、落ち込んだりすることになり、結局損をする。
たまにうまくいったとしても、トータルで見れば失敗である。
座れなきゃ座れないでいい。
座りたい人がいるなら譲ればいい。
座れたらラッキーぐらいでいい。
寛容な精神を持つことが大事である。
きれいごとではなく、現実的にそのほうが得だからである。