ある日、駅前のベンチに座ってLINEを打っていた。
隣に女性が座っていて、電話していた。
「うん、うん、そうなの…
ホントもう辛くて…」
と何やら深刻な雰囲気だったが、しまいにはシクシク泣き出した。
なんなの?
何が起こったの?
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ただの愚痴
泣き出したのには驚いたので、聞き耳を立てていると、どうやら友達と話しているらしい。
内容は、会社の愚痴。
同僚に嫌われてるとか、上司が怖いとか、会社行きたくないとか、そんな話。
話しているうちに感情が高ぶって泣き始めたのだろう。
本人にとってどれだけ深刻なのかはわからないが、まぁただの愚痴のようである。
しかし、長い。
オレは長文のLINEをしていたので10分ぐらい座っていたのだが、来る前から帰るまでいつまでも電話し続けていた。
言っても変わらない
愚痴を言う気持ちはわからなくもない。
言ってスッキリすることもあるだろう。
このブログにしたって、ただ愚痴をぶちまけているだけのことは良くある。
だがそれにしたって、隣の女性の愚痴は無意味だ。
延々うじうじ悩んでるだけで、解決に向かう言葉が何一つ出てこない。
それどころか、おそらくは友達が何か前向きなことを言うたびに「でも…」とか
「そんなのできない…」とかばっかりだ。
ぜんぜん知らない女性ではあるが、聞いててイライラする。
正直、蹴り飛ばしたいぐらいだった。
愚痴を言ってスッキリするのは一時的なもので、最終的には愚痴を言いたくなる原因そのものを取り除くことこそが大事である。
どうすれば愚痴が言いたくなくなるか考え、行動する。
会社がイヤでイヤで泣くほどなら、だれかに「〇〇はイヤです」って言うとか、部署を変えてもらうとか、転職するとか、方法はいくらでもあるだろう。
愚痴を言ったって何にも変わらない。
その認識を持つことが非常に大事である。
当たり前なんだけど、わかってない人は意外にいるのかもしれない。
言い過ぎると危険
もう一つ言うと、愚痴も度が過ぎると有害である。
もしオレが隣の女の電話の相手だったら、ホントイヤになる。
長々と愚痴を聞かされ、さらに電話口で泣き出されたらたまったものではない。
理由をつけて、次回から電話を出ないようにするだろう。
愚痴を言いすぎて嫌われたら、それこそ二次災害である。
口に出すのはほどほどにして、やはり愚痴を言いたくなる状況を変えることに専念すべきである。