そもそもあまり人に興味がないのか、自分が放っておいてほしいからなのか、オレは人のことなどまず気にしない。
だれが何をしようが、自分に関係ないことであれば、「好きにすれば?」って感じである。
ということで、人の心配をしたりすることも、もちろんなかったのだが…
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奥さんが妊娠して、日に日にお腹が大きくなっていくのを見ていると、さすがに心配になってきた。
「ちょっと押されたら破裂しちゃうんじゃないか?」と思うぐらい、風船のように膨らんでいったからだ。
朝、満員電車に乗りながら、ふと思う。
「こんな混んでる電車乗ってないよね?
大丈夫かな?」
階段を上り下りしながら、思う。
「あのお腹じゃ、ロクに足元も見えないだろう。
転ばないかな?大丈夫かな?」
さらには、寝る前に思う。
「ついうつ伏せで寝ちゃったらマズイんじゃないか?
ちゃんと横向いて寝てるだろうか?」
心配しすぎな気もするが、自然と気になってしまうものである。
いやしかし、初めてである。
人の心配なんてするのは。
物心ついたときから、親に心配されるのが鬱陶しくて仕方なかった。
知り合いに心配されるのも「自分がいい人だと思いたくて、心配してるっぽいポーズ取ってるだけじゃないの?」と、なんか偽善っぽくてムカついていた。
そういうのがオレだと思っていたのだが、奥さんの妊娠をきっかけにちょっと変わり始めたようである。
さてさて、今後どうなることやら。
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新コラム!
簡単なことだよ。