Facebook見てたら、知り合い夫婦の写真が今年も投稿されてた。
毎年結婚記念日に二人の記念写真をプロにお願いしているようで、なんというかキラキラした写真。
う~む、我が家とは違うなぁ…。
そういう夫婦の関係って、「盛っている」ように思う。
「私たち、こんなに仲が良い!」ってね。
価値観の問題だと思うが、オレは違う。
夫婦であれ、友だちであれ、オレは人との関係を「掘る」。
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例えば、会社のなんとなく雰囲気的に自分と合いそうな人に、ちょっとジャブ的に会社のウザイ人の悪口を言ってみる。
「あの人、いつも〇〇ですよね。笑」と。
すると、向こうからも返ってくる。
「そうそう、わかります。笑」
そこでの反応を見てイケそうだったら、もう少しストレートな悪口を言う。
それもOKなら、今度は会社全体の不満を言う。
最終的には、会社を辞めたい的なことまで打ち明ける。
試しにちょっと掘る。
向こうも掘ってくれれば、もっと掘る。
その繰り返してどんどん掘り進む。
それがオレの人間関係の作り方である。
また、人によって穴の形は変わる。
会社の悪口が中心なこともあれば、二人にしかわからない趣味の話だったり、二人だけには面白い冗談だったり、あるいは熱い話だったり。
いくつもの穴が重なって、徐々により深く、太く、個性的な形が形成されていく。
そういう関係は自慢できるようなものではない。
深いいびつな穴の底など、他人に見せたって見えないのだから。
だが、オレにとっては面白い。
しっかりとはまった関係の安心感。
掘り進めると何が出るかわからない好奇心。
それがオレが人間関係に求めるものである。
オレと仲が良い人もきっとそうだと思っている。
逆に言うと、盛る関係なんて面白いと思ったことがほとんどない。
盛る方法など限られているから、すぐに飽きる。
盛れば盛るほど崩れやすくもなる。
そういうのは十分やった。
もういい。
さて、あと何人の人と、どこまで関係を掘れるだろうか。