「静かなる革命へのブループリント」という本を読んだ。
評論家である宇野常寛さんと、さまざまなジャンルで活躍されている7名の方との対談集だ。

静かなる革命へのブループリント: この国の未来をつくる7つの対話
- 作者: 宇野常寛,猪子寿之,落合陽一,尾原和啓,門脇耕三,駒崎弘樹,根津孝太,吉田浩一郎
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2014/06/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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もはや当たり前となった「諦め」が覆される思いがした。
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ネット、テレビ、雑誌などを見ていると、正直いつも「なんでこんなバカばっかりなんだ?」と思う。
「静かなる革命へのブループリント」のまえがきに書かれてることを、引用させてもらおう。
気がつけば「動員の革命」をうたったツイッターは「ウェブで政治を動かす」どころか週に一度、失敗した人間や悪目立ちした人間を見つけては集団で吊るし上げる(かつて僕らが死ぬほど嫌悪した)「昭和」の「テレビワイドショー」文化と何も違うところはない。
…誰かの足を引っ張る人間のほうが賢く見えてしまう今の日本は、とてつもなく不幸な社会だ。
「誰かの足を引っ張る人間のほうが賢く見えてしまう」
まさに、オレがいつも感じるバカバカしさである。
人の失敗をもっともらしく分析することで、知名度を維持する有識者とやら。
そして、そんな奴らが賢いとされしまうのは、結局のところはテメーのつまらねー人生にくだらない優越感を持ちたい奴らが大多数という現状。
漠然と、だが明確にオレは諦めていた。
「こんなもんだ」ってね。
だが、このまえがきには続きがあった。
そして今も言論に意味があるとするならば、そんな不幸な社会に対してまったく異なるビジョンを見せることなのではないか。
それも、「こんな時代だからあえて現実と遊離した理想のビジョンを」と逃げるのではなく、現実で既に起こっている、しっかりと<今、ここ>から未来につながるビジョンを見せることなのではないか。
この対談集には、異なるジャンルで活躍する方のビジョンがあった。
特に、国に対してネガティブに捉えられがちな中、むしろ国を利用して社会を変えているNPO法人フローレンス代表 駒崎弘樹さん、アートのそもそもの前提を、おそらくは直感的に変えようとしているチームラボ代表 猪子寿之さんなどには、もうなんというか単純に「すごい」と感動した。
オレが知らないだけで、本当に頭が良くて、世界を前向きな方向に変えようとしている人っているんだなぁ…と思わされる本だった。
いや、今「世界を変える」って書いたけど、そんなことしても意味ないと思ってたんだよ。
自分の半径5メートルぐらいが良ければそれでいいじゃん?って。
でもそうじゃなくて、もっと大きなものを動かしたほうが面白そうな気がしたんだよ。
理由はわかないけど、この本読んでたらそうしたくなったんだ。
いつかオレも何事かを成して、こういう人たちと対等に語り合えるようになりたい。
まだまだ世界は捨てたもんじゃない。
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