ホストのバイトをしていたときの話。
しかしまぁ、ホストのイメージは悪いようで。
ただ立ってるだけで、露骨に表情に嫌悪感を出されたことなんてしょっちゅうあった。
イヤなものを見てしまったみたいにね。
うっかり「ホストしてる」なんて口に出そうものなら、
「最悪」
「そんなことして恥ずかしくないんですか?」
などと言われたものである。
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貢ぎたい女性がいる?
例外はあるが、実際問題、やってる人も、やってることもロクでもない。
一晩でうん百万使わせただの、何人ソープに沈めただの、ガチで引くような話も飛び交っていた。
ただ、オレが見たところ、女性側も望んで貢いでる感じがしなくもなかったのよ。
ホストにはまるような女性の中には、ほっとくと自殺しそうなほど、精神的に不安定な人もいる。
そういう女性が、彼の売上に貢献することを生きがいに、キャバクラや風俗で働いて、なんとか安定を保っている。
人の命が大事なら、貢がせることが一概に悪いこととは、オレには思えなかった。
もちろん、良いことだとも思わなかったが、
「何が正しいかって、そう簡単な話ではない…」
漠然と、そう感じていた。
悪となる善
先日読んだ「不道徳な経済学」が興味深い内容だった。

不道徳な経済学──擁護できないものを擁護する (講談社+α文庫)
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一般的に善とされる行為が実は悪であるという、ホストの人助けと逆のエピソードが色々書かれている。
「なるほど!」と思った話を二つ紹介しよう。
覚せい剤の取り締まり
取り締まることで、供給量が減り、末端価格が上昇する。
それゆえ、欲しくても買えない人が犯罪に走り、犯罪件数が増える。
さらには、覚せい剤を売るヤクザの資金源にもなってしまう。
児童労働の規制
働けなくなった子供はどうなるか?
劣悪な環境の工場でこき使われるより、悲惨な職業に就くことになってしまう。
売春、物乞い、犯罪など…
この本に書かれているすべてに共感はしない。
だが、当たり前と思われている常識を疑うことは、人によっては意味があるのではないか?
少なくとも、安易に正義を語る人より、オレはそういう人のほうが好きだ。
正義より大事だと思うこと
今日の話に特に結論はない。
ただ、よく考えたら悪い結果になりそうな善行はしたくない。
わかる範囲内でね。
逆に、実は良いことであっても世間体が悪いこともしたくない。
世間から白い目で見られる、精神的なストレスって半端じゃないから。
何が正しいかなんてよくわからん。
だったら、自分の好き嫌い優先にする。
「正しいより、楽しい。」
ってことで。
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