昨日、「ニュースなんて見ない!」と書いておいてなんだが、ついつい見てしまうニュースがある。
オウム真理教関連のニュースだ。
前にも記事を書いているし、元幹部である上祐さんに会いに行ったこともある。
オウム真理教に入信するのは「負け組」だから!?人生勝たなくてもいいが、負けてはいけない - オレ様の世界
なんか、他人事とは思えないんだよね…
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オウム真理教には、一流大卒の信者も多く、事件のとき話題になった。
「なぜ高学歴なのに、あんなにあやしい宗教にはまってしまうのか?」と。
分かる気がするのだ。
オレも学歴は高い。
高校は地元の進学校だったのだが、もう目立つぐらい馴染めず、本気で大学デビューを狙って有名大学に入った。
残念ながら、そうはならなかった。
入学式の日、サークルの勧誘があったのだが、イケてるテニサーの方々にはことごとくムシされ、なんかイケてない暗そうな人ばかり声をかけてくる。
高校時代、ほとんど人と話さず、うつ病ギリギリまで勉強したのだ。
暗いオーラがにじみ出ていたのだろう。
言葉では伝えにくいんだけど、諦めと言うか、悔しいと言うか、怒りと言うか、とにかくドロドロしたものが渦巻いたよね。
「オレは世間の言う通り、勉強しただろうが!
結局、こんなもんか!」
そのときは言語化できなかったけど、無意識では漠然とこんな思いだった。
恨んでたよ、世間を。
言われた通りに、しかも人の何倍もやったのに、全然報われねー。
立派になんかなりたくなかった。
ただ楽しく生きたかっただけなのに、そのために勉強したら、暗くなっちまって逆効果だ。
笑っちまうよ。
ただ、そういう人にも受け皿はあった。
オレも一時期行ってたんだけど、なんかこう宗教じみた、キレイごとを語り合うような謎のサークル。
ただオレの場合、その頃からサブカルじみてて、洗脳の手法とか知ってるから、どうにも染まらない。
それに受験のとき、「ヤッテから死ぬ!」と、読んでる人はバカらしいと思うかもしんないけど、オレからすればそれだけが希望で勉強してたから、「かわいい子がいない、ムリ」と身も蓋もないことも思えた。
その後、バンドのサークルで、世の中に対する怒りと不満を叫んでたんだけど、そこに至るまでは、染まりたかった。
宗教じみたサークルでも。
こんなに生き辛いんじゃ、たとえ間違っていることでも信じられたほうがラクじゃないか…って思ってたから。
オウム真理教に入信した高学歴者も、同じような思いがあったんじゃないかなぁ…と思う。
オウム関連の本読んでも、上祐さんに会っても、こんなの聞いたことないから、本当のところは分からない。
それに、こういうダッセー本音を言う人もいないだろう。
「神秘体験に魅せられて」とかのほうが、恥ずかしくないもんね。
前に書いた、オウム真理教の記事では、
「負け組の人が、オウムでは勝ち組になれるから、入信してしまう」
って書いたんだけど、結局、いくら勝ってもどこかで負ける。
勉強ができれば、そこに追加で、話がうまいだの、友だちが多いだの、オシャレだの、モテるだの…どんどんどんどん要求が上がる。
しかも、もれなく嫉妬までされる。
イケてる人がうらやましかったんだけど、今思うとあれはあれでどうなんだろう。
なんか、イケてる自分を演出するのが大変そうな気がするわ。
バカらしい、ホント、バカらしい。
勝ちだの負けだの言って、みんなで首締め合ってる。
そう書いてるオレも、自分より下を探してホッとしたり、できる人の粗さがしをしてしまうことがある。
勝ち負けは世間の隅々まで浸透してて、そう簡単には逃れられない。
でも、やっぱりバカらしい。
世間は変わらないだろうけど、せめてオレの周りからは、このクソくだらねー勝ったの負けたのという価値観を排除したい。
今はこうしてブログ書くぐらいしかできないんだけどさ。。
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