何気なく飲んでいる、酒。
楽しい飲み会につきものの、酒。
「百薬の長」とさえ言われる、酒。
そんな酒が実はどれほど危険なドラッグか、皆さんは認識しているだろうか?
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ヤバさは証明されている!?
この表を見てほしい。
『危ない薬』という本から引用させてもらった。
ざっくり言えば「+」がいっぱいついてるほど危険、という認識で良い。
一応、説明も引用すると、
使用を中止すると発熱、筋肉や骨の痛み、下痢や便秘など、身体的不快症状を生ずるのが身体依存性で、この中止に伴う諸々の苦痛が禁断症状(退薬症状)である。
つまり、身体依存性の高いドラッグほど、禁断症状が激しいわけだ。
精神的依存性は、使用をやめるとイライラするとか不安になるとか、精神的不快症状を発現する性質を指す。
耐性は、使用を重ねるごとに有効量(ドラッグの効き目が表れる量)がどんどん増えていくこと
ということで、どれも低ければ低いほどいい。
だが、酒(アルコール)は…
アルコールの身体依存性はオピエート(阿片類)と同じ、すなわち一番たちが悪いとされるヘロインの禁断症状とアルコールの禁断症状とは全く同じレベルなのである。
一方、精神依存性と耐性はオピエートより低く、中程度となっているが、このふたつに関しても、ヘロインとそれほどの差はないとする専門家は多い。
こうした様々な報告を総合してみると、身体依存性、精神依存性、耐性と3つの判定基準について全て高水準であるアルコールは紛う方なき強烈なドラッグということになる。
滅茶苦茶ヤバイことがお分かりいただけただろうか?
ついでに説明しておくと、「酒は百薬の長」とかいうのは、多少飲む分にはストレス発散になるから、ってのが理由。
そんなこと言ったら、量さえ間違わなければ、ドラッグは何でも百薬の長である。
現実を見よ!
ところで、元プロ野球選手ではないが、覚せい剤で捕まった奴なんてそうはいないだろう。
少なくとも、オレの周りにはいない。
だが、アルコール依存症なんてそこら中にいるんじゃないか?
会社にも数名いるし、オレの親戚にも2人いた。
飲みすぎて会社休むとか、肝臓悪くするとか、ありきたりで気にもしないかもしれない。
飲酒運転による事故も「飲んだら運転するな」ぐらいで終わっちゃうけど、脱法ドラッグなんかによるものより多いんじゃないか?
これ全部、立派なヤク中であることの証明。
覚せい剤の乱用で会社休むのと、飲みすぎで会社休むのと、なにか違う?
違法ドラッグ使って運転して事故起こすのと、飲酒運転による事故は?
根本的には同じこと。
そして、酒のもたらす被害は、もはや大してニュースにさえならないほど多い。
合法とされているし、日常にありふれているから意識もしないだけで、ヤバすぎるドラッグであることは間違いない。
ということで…
酒にはマジで気をつけろ
酒によって、初対面の人が打ち解けやすいなどの効果があることは認める。
だが、飲みすぎはダメだ。
絶対にダメだ。
「酒は強い」などと自慢している場合ではない。
「オレはコカイン5g吸ったって余裕だぜ!」って言ってるのと同じで、自慢でも何でもなく、むしろ恥ずかしいことを公言しているのだ。
人に強要するのはもっとダメだ。
「お前は他人までヤク中にしたいのか?」って話で。
オレは、今や週一ぐらいしか飲まないし、それも家では350mlのビールを飲み切るか、残すか程度、飲み会でもせいぜい2杯であとはウーロン茶。
しかも年々、頻度も量も減っている。
酒は強烈なドラッグであることを前々から知っていたせいか、いつの間にかそうなったようだ。
「飲んでも飲まれるな」とか、なんかよく分かんないこと言ってないで「そもそも飲まない」のがベスト。
「付き合いもあるし、飲まないわけには…」なら、せめて飲む量を減らすよう意識したい。
ところで、前の会社のヒマそうなおっさんが言っていた。
「毎日晩酌しない奴は、何が楽しくて生きているか分からない」
その人は昔、酒の席で上司を殴り、その後さらに飲んだくれて会社を休みがちになり、窓際族に追いやられたと聞く。
間違いなく依存症だったのだろう、かわいそうに…。
オレからすれば、
「何が楽しくて飲んでいるのか分からない」
皆さんも、決してあのおっさんみたいにならないよう、ご注意を。
酒の歴史(あいまいだが…)
ここからは余談なのだが、なぜこんな危険なドラッグが合法とされているのだろうか?
まず、人類の歴史を紐解くと、どこの地域でも、儀式や祭りなどの際にドラッグは使われてきたらしい。
どうも人間は、そもそもドラッグが好きなようだ。
だから酒もそうだし、「百害あって一利なし」のタバコもなくならないのだろう。
この辺りは下記の本に詳しい。

- 作者: A.ワイル,W.ローセン,ハミルトン遥子
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そして、数あるドラッグの中でも、様々な国で酒が合法なのは諸説ある。
例えば、
・危険とは言え、一度に大量には飲めないので(←気持ち悪くなったり頭が痛くなるから)、依存症になる率が低く、またそうなるまでに時間もかかるため、他のドラッグよりは害が少ないから。
・マリファナのように依存性もなく、楽しくなってしまうドラッグを合法にしたら、みんな働かなくなってしまう。
・アメリカでかつて「禁酒法」が制定されたが、密輸密造が増え結局マフィアの資金源となってしまい、禁酒法をなくさざるを得なくなったことが遠因。
色々あるが、はっきりしたことは分かっていないようだ。
抗鬱剤もヤバイ?
さらに、余談。
ドラッグ関連の書籍でもう一冊紹介したいものがある。
あの「完全自殺マニュアル」を書いた鶴見さんの著書である。
自殺については、
「いつでも死ねると思っていればラクに生きられる」
という意図があったようだが、こちらの本はある意味前向きであり、
「ドラッグでもなんでも、それでラクに生きられるなら使ってしまえ」
って感じだ。
ドラッグに限らず、瞑想やマルチ商法など幅広く「人格改造」の方法が紹介されている。
ある意味、名著…と言うか、”奇書”である。
この本を読んでいたころ、オレは人生の冬の時代だったため、大いに感銘を受けた。
そして、死にたくなったときのために、試しに紹介されていた抗鬱剤を買って飲んだ。
「プロザック」というクスリで、一応言っとくが、合法だ。
ともあれ、飲んでみてビビった。
感情がなくなったのだ!
うれしくもないし、悲しくもない。
「なにこれ怖い!」
と思ったが、理屈でそのように頭の中で言語化しているだけで、「怖い」という感情は起こらなかった。
いや~、あれは不気味な経験だった…。
クスリで性格を変えるなんてのは、ムリがある気がしてならない…。
話がそれまくったが、酒には気をつけろ、ってことで。
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