数日前に「百円の恋」という映画を、ツタヤで借りてきて見た。
安藤サクラの体当たり演技が光る!映画『百円の恋』予告編 - YouTube
そしたら、ひっさびさに
超!
超!!
超!!!
よかったので、感想などを書く。
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リアリティがありすぎる!
ストーリーをざっと書くと、実家暮らしの自堕落なアラサー女子ニートが、ひょんなことからボクシングを始め、徐々に変わっていく…って感じ。
まぁありそうな設定ではあるが、すごいのはそのリアリティ!
登場人物のほとんどが、かなり底辺な人々だ。
お菓子食いながらゲームばっかりやってる主人公とか、うつ病になって幻覚が見えてる100円ショップの店長、その店の深夜バイトで働くとにかくヤバイ犯罪おかしそうなおっさん、また店の廃棄品を盗みに来る知恵遅れの元ソープ嬢、まともに仕事が続かないわ浮気するわのボクサー崩れなどなど、普通に生きてたら知り合わないであろう方々。
いやさぁ、映画作る人って、もっとかっこつけたもん撮りたがる感じするじゃん?
そのせいか、なんかこうバカの描写とか、やらかすシーンにリアリティがない。
ところが、この映画は違う!
姉妹ゲンカで頭からケチャップかけるとか、キモいおっさんが「mixiで友だちになろうよぉ」とか言うの、マジでありそう!
かつて、コンビニで深夜バイトしてたとき一緒に働いてた、客と殴り合いになりそうになってた短気通り越してお近づきになりたくないフリーターとか、ホストやってたときの同僚で、サラ金に金借りてソープに行ってたもはやバカを通り越してるバカを思い出した!
で、リアリティがあるからこそ…
希望がある
ともあれ、主人公はボクシングを始めて、すっげー変わっていくわけ。
で、ここでも脚本が良くて、そこに至る流れがすっごい自然なのよ。
ボクシング始めたのも、ボクシングに本気になっていくのも。
さらに、「プロテスト受けたら?」って話まで出た安藤サクラの演技が半端じゃない!
素人目にも分かるほど動きのキレが増して、痩せたのもそうだし、表情まで締まってくる!
ところでオレ、「自分に自信がない」とか、「自分を変えたい」とか考えたことないから、いまいち感覚として分からなかったの。
でも、この映画見て分かった!
「自信がない人が自信をつけるって、こういうことなんだなぁ…」
「自分を変えるって、こうやるんだ…」
って。
すっげーダメな奴が徐々に変わっていく姿を、現実感をもって示してたから。
この映画は、だれが見ても「何かしなきゃ!」って気になるぜ。
がんばらなさすぎな人も、もうそれなりにがんばってる人も。
オレはすでにハイパーだから、「これはすげー映画だ!」って感動しただけだが、それだけでも十分なぐらい良かった!
さぁ、早速ツタヤにでも行って借りてこようか!?
ちなみに、映画の主題歌である「百八円の恋」も良かった。
★★★
新コラム!(アップされたのは昨日だが)
オレは当たり前だと思っていたのだが、多くの人にとっては盲点なのかもしれないことを書いた。
全く、この国は努力大好きだからねぇ…。
だが、大事なのは闇雲な努力ではない。
自分の頭で考えることだ。
そうすれば、このコラムは実に当たり前のことしか言ってないと分かるはず。
★★★
胡散くさいが実はオレが一番伝えたい、「唱えれば夢は叶う」についての記事