とある日の夜、外食してるとき、隣に座ってた男女の会話が実に面白かった。
男のトークがダメすぎるという意味で(笑)
さらに、落ち着いて考えると、この会話から見えてくるものも多かったのだ…。
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実録!!男のダメな会話
その店では、単品とセットメニューがあった。
彼女は…というか、男が一方的に好意を寄せているだけの知り合いの女性だと思うが…セットメニューから選ぼうとしていた。
「どのセットにしようかなぁ…」
その言葉を聞いて、男は言った。
「セットじゃなくて、単品でシェアしたほうがよくね?
色々食べられるし、安いし。」
彼女は難色を示した。
「いやでも、セットも色々ついてるし…」
男はいったん引き下がった。
「そうかなぁ…」
しかし、またすぐに、
「やっぱり単品頼んでシェアしようよ!
そのほうが絶対いいって!」
「じゃぁ、まぁそうしよっか。」
あまり乗り気ではない彼女の声。
「あぁ、こりゃダメだ」
これはオレの心の声。
で、ようやく単品でメニューを選び始めるも、ここで男はまたもミスをおかす。
「これ絶対旨いから、食べてみなよ?」
「いや、わたし、あんまり好きじゃないから。」
数分後、この男はまた繰り返す。
「ホントこれ旨いって!
頼もうよ!」
「そっかぁ、わかった。」
この辺りから彼女は明らかに不機嫌になる。
例えば男が「〇〇頼もうよ」と言えば、「ムリ」と、露骨に拒否。
ともあれ、ようやく無事にオーダーして食べ始める。
多少なり場はなごやかになってきた気がするが、そこで男はとどめの一撃を刺してしまう。
彼女が一杯目のビールを飲み終わったのを見るや否や、
「もう飲んだの!
飲むペース早くね?」
「私のほうがグラス小さいからね!」
明らかに怒り気味の言い方。
おいおい、これマジでキレる5秒前だぞ…。
でもまぁ、そうなるわな。
解説しよう
さて、読者のみなさんはこの男がどこでミスをしたかお分かりだろうか?
まず、単品シェアを強要したところ。
セットか単品か自体を考えるのはいいのだが、色々食べれるとか、そのほうが安いとか、女性が意識してるのはそこではない。
好きでもない男に取り分けてあげるとか、もっと言えば、一皿のものを一緒に食べるのが生理的にイヤとか、そういうこと。
ただし、そこまで気にするかは女性自身の性格や、男性との関係にもよるので、言っちゃうのは仕方ない。
だが、提案したとき、表情や声のトーンからネガティブな反応があったはず。
表情見ずに、隣で聞いてるだけのオレだってわかったんだから。
しかも、二度勧めるとかありえない。
もうこの時点で彼女の機嫌は損ねているわけだが、さらに同じようなことをする。
好きじゃないものを「旨いから食べてみなよ!」と追い打ち。
これまた二回も!
とどめは、「飲むペース早くね?」だ。
これ論理的に説明しにくいが、仲が良いならともかく、基本的に女性に言うのは失礼。
ガンガン飲む品のない女と言われてるようで不快になる人も多かろう。
ところでこの彼、別に悪い奴ではなさそうに思う。
男同士の会話なら、これでもいい。
ただ、女性相手ではマズイ。
こういうのを女慣れしていないと言うんだろうね。
まとめると、反応が微妙だったら、その話はやめて、二度としないように。
そのためには、相手をよく見ろ、と。
あと、そういう状況をたくさん経験して、女性に慣れよう。
男性に対しては、以上で終わりなのだが…
好きの盲点
これ、もし男の外見が女性のタイプだったりしたら、話は全く変わっていたと思うのだ。
「単品頼んでシェアしよう」と言われても、嬉々として取り分けてくれるだろう。
「旨いから食ってみ?」と言われたら、「じゃぁ、頼んでみようかな!」と素直に聞いてくれただろう。
「飲むペース早くね?」でも、「もう、そんなことないよ!」と楽しげに返すだろう。
多少の見た目の違いだけで、この差!
人間なんて、生まれたときから不平等なのだ。
…ただし、こんなマジックが起こるのは最初だけ。
いずれは何でも仕切られりゃぁウザくなる。
恋愛ならまだしも、結婚を考えてる相手なら、好きなところより、嫌いなところほど、気を付けて見てほしい。
前にコラムに書いたのは、こういうことだ。
しかし、ちょっと隣の席の会話を聞いただけで、ここまで書けるこのオレ様の天才ぶりときたら!
そこそこは知られてきたが、それにしても過小評価されすぎてる気がするのぉ…
★★★
胡散くさいが実はオレが一番伝えたい、「唱えれば夢は叶う」についての記事