先日、チャップリンの「モダン・タイムス」という古い映画を見た。
一見、チャップリンが工場で働く労働者に扮したコメディなのだが、明らかに人間が機械化される資本主義への批判もある。
ともあれ、この映画を見て考えたことを書く。
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笑いがあるから残った!?
全般的に、ストーリーも、チャップリンの動きも、ギャグの連発で面白い。
だが、話が進むにつれて、ちょっとかわいそうな展開になってくる。
貧乏から抜け出そうとするけど、何をやっても上手く行かない。
そして、ここが資本主義への批判になっている。
ところで、ただの社会批判の映画って一般ウケはしない。
一時期、環境保護や、格差社会をなくそうとする映画ばかり見ていたのだが、オレの周りに見た人はごくわずか。
しかし、チャップリンの映画って「モダン・タイムス」以外にも社会批判的なものが多いようだが、未だかつて見続けられている。
たぶん、単なる批判ではなくて、笑いがあったからだろう。
いやだって、今見ても面白かったもん。
批判だけでは上手く行かない
映画に限らず、社会への批判って世の中の至る所にある。
反原発、反格差、野党の自民党批判、果てはヘイトスピーチなどなど。
だが、そのほとんどが上手く行かない。
今のところ、原発は再稼働の方向だし、格差は是正されない。
選挙では自民党が圧勝した。
ヘイトスピーチに至って、ほとんどの人は1ミリも共感できないのではなかろうか。
ともあれ、そもそものことの是非はともかく、ただやみくもに反対するだけでは、効果がないのだと思う。
どうするかはこれから考える…
恋愛のコラムを書いていて思うのだが、
「〇〇してはいけない理由」
みたいなタイトルにすると、どうもあまりアクセスが集まりにくいようだ。
今までの説明でいくと、これでは単に批判してるだけだから、ではないかと思う。
ということで、文章にせよ対面にせよ、人を動かすには批判プラス何かを加えなければいけないように思った。
具体的にどうするか?ってことはこれから考える。
とりあえず、オレの性格的に「笑い」ではない気がするな…。